11月11日は第13回宮城こどもかんごnetが開催されました。 今回のテーマは「児童虐待の対応と現状」でした。 今回は病棟看護師、外来看護師、MSW、学生など総勢25名の方にご参加いただきました。 はじめに、全国と仙台市の児童虐待の現状について講演いたしました。 年々児童虐待が増加していることは、皆さん知っているかと思いますが…全国的にはどうなのか また、仙台市ではどうなのかを共有していきました。 それらをふまえ、仙台市の医療機関の中で、児童虐待の対応を積極的に行っている 仙台市立病院の救急外来の看護師さん、小児病棟の看護師さん、そしてMSWさんに 1時間程度講演をしていただきました。 <内容> 救急外来における児童虐待の対応について(外来でのチェックリストの活用の話など) 児童相談所での勤務経験をふまえて小児病棟で関わった事例について MSWとして関わってきた事例について 児童虐待は、複雑に絡み合っていることや線引きがとても曖昧であること そのため、発見や報告が大変難しいものであることを改めて実感しました。 しかし…子ども達を一人でも救うためには、虐待の可能性をできるだけ拾い上げて いくことが大切であると学ことができました。 1人で抱え込むのではなく、ドクター、病棟ナース、外来ナースそしてMSWなど チームで対応していくことが大切であると学ぶことができました。 そして…看護師は、外来に来るなど何かしらのアクションを起こした虐待の可能性のある家族を そのままにしてしまうのではなく、サポート体制を整える第一歩として、 勇気を出して行動(院内での相談や児相への通告など)していくことが大切であると感じました。 もちろん…すべてを疑うというのは少し悲しいのかもしれません。 しかし、可能性の目を摘み取ることは、虐待を防ぐサポートにつながります。 そして、そのサポートができることで結果として、家族の幸せにつながると思います。 一人でも多くの親が、子ども達を愛し、大切に育てていけるように… 一人でも多くの子どもが、笑顔で素敵な成長発達を遂げられるように… そして一人でも多くの子どもが、親と一緒に幸せに暮らせるように… 子どものために働くものとして皆で頑張っていきましょう。 次回の宮城こどもかんごnetは1月20日(月)18:30からです。 テーマは『未定』です。詳細はおって連絡いたします。 次回も、たくさんの方と一緒に勉強していけることを楽しみにしています。
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